2020年9月14日月曜日

財務会計論入門Ⅱ第1回

会計士講座のアウトプットです。
まとめてみました。


本日の学習内容

・はじめに(ガイダンス)
・総論
・現金預金
・債券、債務


はじめに、
財務会計論入門Ⅱの位置づけ
・本格的な会計士試験対策の橋渡し
・日商簿記検定2級レベルの内容を学習

学習の進め方
・予習は不要(簿記3級を思い出す)
・復習(問題演習)に時間を割く
・短い時間でも毎日やる
・テキストで理解 ⇔ 問題集で確認(反復練習)

用意するもの
・教材
・筆記用具
・時計又はストップウォッチ
・電卓(12桁)


簿記一巡の手続き
簿記の目的
企業の目的は、継続的に利益を獲得すること
その為には、過去の活動を振り返り、将来の計画を立てる必要がある
⇒日々の記録と記録をまとめた結果が必要
もっと詳しく説明すると、
一定期日の財政状態と一定期間の経営成績を明らかにすること

日々の手続き
取り引き ⇒ 仕訳帳 ⇒ 総勘定元帳 ⇒決算整理前残高試算表 
⇒ 決算整理後残高試算表 ⇒決算振替仕分け、帳簿の締め切り 
⇒ 損益計算書、貸借対照表

財務諸表
※ここで図を入れる

借方、貸方を分けて考えている
書く順番が決まっているので、その通りに書かなくてはいけない
損益計算書は、形が決まっていない、報告式の集計が主になってくる
損益計算書を大きくまとめてみよう。

売上総利益は、商品にどれだけ利益を乗せて売ったのか
販売費及び一般管理費は、給料や保険料など商売をするときに発生するコスト
営業利益は、本業で稼ぎだした利益
営業害費用は、本業以外で稼ぎだした利益
経常利益は、一年間の大まかな利益、会社を見るときに活用してみよう
特別利益、特別損失は突発的な利益、損失


株主資本等変動計算書

資本の動きを示した計算書

現金

・通貨(紙幣、硬貨)
・通貨代用証券(他人振出の小切手、支払期日の到来した公社債の利札、配当金領収書)

公社債の利札

・公は国や地方
・社は会社の事
・債は債券や債務の事
株式会社の社債を投資家に売り、投資家から資金(貸出)を借りる
借りたお金に対して、利息を渡す

公社債の利札

支払期日が到来した利札(利息、クーポン)を銀行に持ち込むと現金化できる。

配当金領収証

株主から資金を借りて、株式(配当金)を交付(配当金領収証)する

預金

・当座預金
・普通預金
・定期預金

例題)

1)A商店へ商品¥10,000を売り上げ、同店振出の小切手を受け取った
(現金)10,000 (売上)10,000
2)配当金領収証¥40,000を受け取った
(現金)40,000 (受取配当金)40,000
3)所有する社債の利札¥3,650の支払い期日が到来した
(現金)¥3,650 (有価証券利息)3,650

⇒社債を受け取る側は、有価証券になり、その利息なので有価証券利息となる

銀行勘定調整表

企業の当座預金勘定の残高 ⇔ 銀行の残高証明書の残高
⇒残高が不一致な原因を見つけるために、銀行残高調整表を使う

不一致の原因

1)時間外預入れ(夜間入金など)
企業当日付けで処理するが、銀行は翌日付で入金処理してしまい不一致
2)入出金通知の未達
企業に通知が来てなくて、未処理にしてしまっている、銀行は処理済み
※企業側で仕分けを行う必要ありな事例
3)未取り付け小切手

小切手の受取人が小切手を銀行にいまだに提示していない
⇒簡単にいうと、企業は小切手渡したが、銀行からはまだ入出金していない状態
※企業川で正しく処理されている為、仕分不要

銀行勘定調整表の作成方法

銀行残高証明書の残高        当座預金勘定の残高
(+)時間外預入れ        (+)入金通知未達
(-)未取付小切手        (-)出勤通知未達
⇒これを行って、当座預金勘定の正しい残高をもとめよう

例)

銀行勘定調整表(企業残高、銀行残高、区分調整法)を作成し、企業の必要な修正仕分けよ
企業の当座預金残高は¥920,000、銀行の当座預金残高は¥890,000で不一致

1)現金¥150,000が営業時間外であった
※企業側の修正仕分けは大丈夫!
2)当座振り込み¥70,000があったが、銀行からの通知が未達
(当座預金)70,000 (売掛金)70,000
3)小切手¥85,000が銀行より取り立てられていなかった
※企業側の仕分けは大丈夫!
4)電話料金¥35,000の引き落とし通知が未達
(通信費)35,000 (当座預金)35,000

銀行残高証明書残高890,000 + (1)150,000 - (3)85,000
当座預金残高勘定残高920,000 + (2)70,000 - (4)35,000
調整後残高 ¥955,000
⇒銀行と企業の当座預金が一致したら完了!

※会計士の試験で、銀行勘定調整表を作ることは滅多にないが、正しい残高を求めること


債券、債務

クレジット売掛金(クレジット取引)

例)
¥180,000の商品をクレジット、手数料は1%
・販売時
(クレジット売掛金)178,200 (売上)180,000
(支払い手数料)1,800
・回収時
(当座預金)178,200 (クレジット売掛金)178,200


手形取引

・受取手形勘定 ⇒ 受取る権利
・支払手形勘定 ⇒ 支払う権利


手形の裏書譲渡

手形を別の人に上げる(譲渡)ことができる
受取手形の裏面に名前を書いて、上げるので裏書譲渡という
受取手形を譲渡した人は、権利を失う、受取手形勘定を減額。

例)
裏書人
(仕入)400,000 (受取手形)400,000
受取人
(受取手形)400,000 (売上)400,000


手形の割引

手形の満期日前に、銀行で現金に換えてもらうこと
⇒満期日前なので、割引料(利息相当額)して渡す
(当座預金) ×× (受取手形)××
(手形売却損)××

一通りまとめた感想は、文字にすると非常にめんどうで、時間がかかることが分かった。
これからは、映像を見ながら問題を解くだけにしようと思う。


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